慈愛に満ちて


6-4









『ねえ、みなとくんは、ホスト、やめるの…?』


「え、なんで?」

『だって、やりたいこと見つけたって言ったから……』



辞めると言ったら辞めるで合っているが、にじさんじに入れたとして、そこではバーチャルホストという形で活動しようとしているから、辞めないと言ったら辞めないのだ。

もうこれは人の解釈によるのだ。



「うーん、やめるといったらやめるし、やめないと言ったらやめない、みたいな感じやな」

『全然分からないよ……』


「んはは、今は分かんなくていいんよ。どうせ言っても酔ってて忘れるだろうし、言う気も今はないしなあ。」

『なんで教えてくんないの……?』



素面の時にもここまで甘えてくれればいいのに。
そしたら、俺は、君を沢山沢山甘やかして、もういいと言うくらいまで君に構ってあげられるのに。



「ん〜〜〜、驚かせたいからかなぁ。大丈夫、そのうち分かるよ。…………ぁあ、早く、」



君はどんな顔をするのだろうか。驚くのだろうか、困惑するのだろうか。楽しみで、楽しみで仕方ない。

にじさんじのデビューは簡単ではないけれど、俺はもう入れると確信している。絶対に入って、君を驚かしてやるのだ。


「早く、〇〇ちゃんと一緒に……」



『……?、なんか、言った?』

「なーんも!ほら、お水飲もな〜〜〜」




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