ねえ、もっと詳しく!なんて言われて、スタジオにある楽屋みたいな場所にはいり、2人で話すことになった。
恥ずかしい。ただひたすらに恥ずかしい。なんでこんな恋バナみたいなことになっているのだろうか。本当に過去の私を恨む。
恨んだところでどうにかなる訳では無いのだが、恨まずにはいられない。
「好きって言われたんでしょ?いいむだったら絶対もう好きになってるわ〜〜〜。〇〇ちゃん返事してないの?」
『返してないです、ね……』
「それに理由あるの?好きじゃないとかの理由以外で!」
『……好きって言われたの、出会って2回目の時だったんですよ、だから、返事とか、そういうのじゃないというか……』
「えー!もうめっちゃ〇〇ちゃんのこと好きじゃん!」
だってあって二回目だったのだ。そのままなあなあになって何も言わずこの状態が続いているのも仕方ないだろう。仕方ないのだ。そう自身に言い聞かせる。
さっきよりもっと元気になっているりりむ先輩。
そろそろ許して……
「写真とかないの?りりむみたい!」
『いや、写真持ってるような仲じゃないですってぇ……』
「えっじゃあこんどツーショでも隠し撮りでもなんでもいいからみたい!」
『えぇ……』
ツーショも私が恥ずかしいし隠し撮りは良くないんだよなぁ……
「ねえおねがい!この恋をいいむ眺めたい!!おねがいぃ!!」
『いや恋とかじゃなくてぇ……わ、わかりましたよぉ……』
押し負けた。そう、私は押しに弱かった。
「やった〜〜〜!!じゃあこんど送ってねぇ!いいむこの後用事あるからまたねぇ!応援してるよぉ!!」
『え、えええ……』
嵐みたいだな……なんて思ってりりむ先輩がはしっていく後ろ姿を眺めた。
それにしても、写真はちょっとハードル高くないか??いや、ふわくんは『撮って』って言ったら1発で撮ってくれそうではある。
これは私の問題だ。
『ぁあ〜〜〜もう時戻して〜〜〜』
しかし現実はそう上手くいかないものだ。
酷いよ神様……と小さく呟いて、今後どうするかを考えるのだった。