漢字
その後は、私が泣き止んで落ち着くまで待ってくれ、とりあえず玄関から離れてリビングに行くことにした。
『ごめんね、ふわくん…………』
「んは、何回目よ。謝んなくてええて。」
だって、本当に今思い返しても死にたいくらいの事をしてしまった。せめて先にリビングに連れて行けばよかったと思う。
でもこれを言うと不破くんは気にしてないって言うだけだから、心の中に留めた。
『うん……』
「おちついた?」
『……おちついた。……ありがとう。』
「んやあ、それならええんよ!んはは!」
なにか、感謝の気持ちを伝えたい。なにかないか、今度またお礼するが、とりあえず今すぐできること。なんだ、前に不破くんからお願いされたこと……?
あ、
「俺の事、名前で呼んでよ。」
「……?〇〇ちゃんどした?まだなんか落ち着かん?」
『んーん、……みなと、くん。ありがとう、本当に。』
湊くんの目が、大きく見開かれる。
「アッ、エッ、??イヤ、お易い御用ですとも。……エッ、もっ、もっかい、イイスカネェ……」
『みなとくん』
「アッ、……ッスネッーーー……」
あぁーー来てよかったー!!!って深夜にでかい声をだす湊くんに『声でかいよ……』って言いながら、泣いたことと恥ずかしさによって赤くなった顔を、隠した。