慈愛に満ちて


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『不破さんは、どうですか。』

「ん〜〜〜前途多難って感じすねぇ……でも、気分は持ち直した!」

君のおかげだよ、なんて言われて。


『それなら、よかったです。少しでも力になれたのなら。』

「んはは!素直!いいね!ね、敬語もそのまま取らん?」

『んえぇ…………』

この人、この間みたいな状況じゃなくても、距離詰めが早くないだろうか。


「いいやん、君と俺は、上下関係なんてないんだから」

『…………そう、だけど』

「んは、その調子!このまま連絡先も交換しよう!この期間で2回会うのは運命と言っても過言じゃない!」

『過言でしょう……』


あえ、過言かあなんて笑いながらも、スマホ出してってせかす不破さん。

このまま駄々こねそうな勢いなので、大人しくスマホを出す。


『あの、なんでここまでしようとしてくれるんですか、』


この間、1回、数十分にもならない時間を過ごしただけなのに。


「俺ねぇ、君には感謝してるから、この間バイバイする時、いつか甘えられる人が出来たらその人を振り回すくらいになって欲しいって思った。」

『私も、貴方に感謝しています、けど。』


「んは、良かっちゃ!俺は君を少しでもいい方向にもっていけたってことねつまり!」

『はい、とても。……それで?、』


「それで、その甘える人は、俺がいいなって思っちゃっちゃ」

『え、は、?』

「ねぇ、ちょっと早いかもしんないけどさ、」


好きに、なっちゃった、きみのこと。

なんて、そんな照れたように、可愛い笑い方して爆弾発言するなんて、


『きいてないよぉ…………』



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