妖怪
赤井家には5歳の妹がいる。元気があり活発な女の子、優だ。
「ます姉、一緒に踊ろう」
「おぅ!いいぞ!」
真純は優の手を引きダイニングへつれていく。ダイニングは正面にTVが置かれている。TVの右側には庭に出ることができるガラス窓がある。
真純と優は中央にあるテーブルとソファを端へと移動させた。
二人がさぁ踊る準備を整えた時であった。
FBIの仕事を終え帰宅した長男が帰って来た。
「「お帰りなさい。」」
「ああ、ただいま。」
「にーにもダンスやろう」
優からの唐突なお誘いに困り果てる赤井。
赤井としてはゆっくりと風呂に浸かりたかった。
「ねぇ、ねぇにーにもやろうよう!!」
「いや、おこと「いいじゃないか、たまにはわさ」
まさか真純まで言ってくるとは思わず彼女を見ると、どうやらこの状況を面白がっているようであった。
このままではラチがあかない。
「悪いが、断る。」
「、、っう、う``」
まさか泣くとは、思わず戸惑ってしまう赤井。
優の泣き声が大きくなる為頭に手をやり、撫でてやるも全然泣き止まない。
これ以上の泣き止ませ方など知らない赤井は仕方なしに言ってやるのであった。
「、、、分かった。一緒に踊ってやる。」
「、、本当?」
「あぁ本当だ、だからもう泣くな。」
「うん!!」
先程まであんなに泣いていたのが嘘のように泣き止む優に赤井はそっとため息をだした。
「それで何踊るんだ?」
「ようかい体操!ちゃんとカメラもとって」
「、、カメラ撮るのか?」
「うん」
笑顔で宣告された内容に本当に嫌で堪らないが、やらなければこの二人は納得しないだろう
そして手を抜くのも許さないだろう。そんなことが容易にわかって、今度は隠しもせずにため息ついた。
それから赤井は二人と一緒にようかい体操を踊り終えゆっくりと風呂に浸かれたそうだ。
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