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もしも歴代リンクの演奏が下手くそだったとしたらヒロインが物語の重大な役割を担うことになるだろうな〜って妄想。

Case空リン in詩島
「まって、ファイちゃん待って!!私ハープなんて奏でたことないからそんな急に耳コピして奏でろ何て言われても困るんだけど!!?」
「マスターが習得する確率0.001%。ナマエ様が習得する確率35%。マスターがハープを上達する見込みは限りなくゼロに等しいと推定。したがってナマエ様に奏でてもらうことを推奨します」
「その0.001%にかけてみるって選択は…?」
「非効率的であり現実的に不可能です」
「はぁー、帰りたい。自室でゴロゴロしていたらだけなのに何で私がこんな目に。バドとかキコア先輩とか他に頼める人いたでしょ!?ちょっ、リンク!こら、起きろ!!寝るななんちゃって勇者!!!」

〜二時間後〜

「で、できた…できたよファイちゃん!!私できた!!」
「おめでとうございますナマエ様。それでは記憶が定着しているうちにフィローネの森に向かいましょう」
「えっ、ちょっと待った。どういうこと?弾けたら家に返してくれるんじゃないの?」
「んあっ…あっ、ナマエ弾けるようになった?じゃあゼルダを救いに地上へレッツゴー!」
「やっ、ちょっと!私そんな話一言も聞いてないんだけどぉおおお!!きゃああっ!!!!」

報連相皆無の関係性。このヒロインならフロルのサイレンから意気消沈で帰ってきたリンクにフロルの勇気をひたすら聞かせて魔のサイレンの恐怖を思い起こさせることも平気でする。ついでに寝る前も平気でフロルの勇気を奏でると思う。おほほはほ。

Case時リン

「ほら、リンク今のは惜しかったよ!もう一回同じ節練習してみよ?」
「えー、僕もう疲れた〜。ていうかこの曲弾けなくてもいいよ。神殿の前にワープできなくても僕徒歩で行くから」
「だーめ。シークさんも忙しい中リンクのために足を止めて教えてくれてるんだから。ほら、ちゃんと奏でられたら何かご褒美あげるから。ね?」
「よーし!もうちょっとだけ頑張ろっかな〜!!」
「がんばれリンク!(よし、ちょろい)」
「その調子だヨ、リンク!(ちょろいわネ)」
「…(もう帰っていいだろうか)」

〜ゼルダ姫との別れ〜

「あ、あの…まさかとは思いますが、まさかゼルダ姫も」
「待ってください。今のはノーカウントです!ちょっと息継ぎに失敗しただけですから、次こそは!」

ぷぴ〜!!!

「(グッバイ7年前)」
「ナマエ〜もう戻れそうにないから森の奥に家建てようよ。僕とナマエとゼルダとナビィで住んだら万事解決じゃない?」
「そ、そうですね!それは素敵な案です。では早速有名な建築家に家の手配をして「姫様諦めないで!!ほら、数こなせば上手くなりますから!こら、リンク!オカリナを壊そうとしない!!(この人なんでハープは奏でられたのにオカリナは下手なの!?)」」

猛特訓の末オカリナをマスターしたゼルダ姫の足元には過労死間近のヒロインが!!(なおリンクは退屈してお昼寝しています。オカリナ練習しろ!)

Case ムジュリン
「リンク、私ね、リンクがいつも傍にいてくれたから苦しいことも悲しいことも乗り越えてこれたの。改めて本人に伝えるのは気恥ずかしいけれど…ありがとうリンク。生まれ変わったらまた友達になってくれる?」
「なにいってるんだよナマエ。そんなの当たり前だろ?僕たちはいつだって一緒だ。これからもこの先も。生まれ変わってもきっと」
「リンク…」
「ナマエ…」
「リンク!」
「ナマエ!」
「アンタたち…下らない茶番はいいからさっさとオカリナ吹いて時をもとに巻き戻しなさいよ!!!もうすぐそこまで月が迫ってんのよ!?ほら、オカリナをもて!!今すぐ吹け!!!吹け!!!!!」

何年経ってもリンクがオカリナ上達しないのでいろいろ悟ってしまったヒロイン。リンクは月が落ちようが落ちまいがヒロインといれたらそれでよしって感じ。この場で焦ってるのはチャットだけ。いつもギリギリになるまで曲を完璧に奏でることができないリンク。チャットの苦悩はまだまだ続く…

Case トワリン
「おい、トアル村までちんたら歩いていたんじゃ日が暮れるぞ?」
「それもそうだな。じゃあエポナ呼ぶよ」
「耳を塞いで!!!!」
「いっ、いきなり大声あげるな!鼓膜が破れちまうだろ!?」
「ミドナはやく耳を塞いで!!リンクが草笛を摘んだが最後まで立っていたものはエポナ以外誰一人としていないんだから!!」
「そりゃ一人で馬呼んだらその場にいるのはアイツと馬だけだろ?」
「違うよ!!リンクの草笛を聞いたが最後子供たちは見な地面に倒れ3日3晩魘されるというジンクスが…」
「はぁ!?そんなわけあるか。馬鹿馬鹿しい」
「ミドナ!?ああ、もうどうなっても知らないからね!」

ヒロインの言葉を最後にミドナは目が覚める前の記憶はなかった。目を覚ましたミドナに綺麗な笑顔をうかべたヒロインからの第一声が「ね?だからいったでしょ?」に悪寒が走りその一件以来リンクが草笛を摘むと鬼の形相でミドナがはたき落とすようになる。


Case ブレリン
「(ちらっ)」
「…」
「(ちらちらっ…そわそわ)」
「リンク」
「えっなに!?もしかして俺と一緒に旅をしながらカッシーワさんのもとでコンサーティナ練習してみたいっていうお誘いなら今すぐにでも旅の支度を…」
「今すぐその凶器持って家から出ていって」

ヒロインとコンビ組んで演奏したいブレリンだけど悪魔の呻き声のような壊滅的な演奏にヒロインドン引き。旅にも出たくないし楽器にも興味ないからはやくブレリンが一人で旅立ってくれることを強く願っているが毎夜聞こえてくるブレリンの奏でる音に睡眠時間が確実に削り取られ常時生理前状態。後に村で回される回覧板に夜な夜な不協和音が聞こえて眠れないの苦情が殺到したらいいと思う。

何が言いたいかというと全員かわいすぎて辛い。
楽器弾けなかったら可愛いよね
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