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「骸骨さんはどこで湯浴みしているんですか?」
「…この姿で湯浴みが必要だと?」
「それもそうですね。骨がふやけそうですね。じゃあ食事は?生きてるなら最低限摂取してるでしょ?骸骨さんだから固形物は消化できなさそうだし流動食も無理そうですよね。もしかして空気?空気をエネルギー源にしてるとか?」
「食事はとらん。そもそも養う肉体を捨てた霊魂に目的以外必要なものはない」
「目的って前にいってた子孫に剣技を教えるってやつ?」
「そうだ」
「でも子孫さんこの前骸骨さんのこと素通りして城の方に馬走らせてましたけど、この調子なら当分は来ないんじゃ」
「…だろうな」
「…私が子孫さんをここに来るよう言伝てしましょうか?」
「結構。他人のことよりまず己に目を向けろ。いつまでこっちの世界に居座る気だ。お前の両親も家出した一人娘を心配し探しているに違いない。家出などくだらないことを止め少しは両親の気持ちを汲み一歩引くのも子としての親孝こ…おい!食料を持ち込むな!!居心地よくするな!!!」

っていう古さんとわちゃわちゃするお話が読みたい。

ヒロインは家出娘でなぜ家出したかの理由は不明(考えてない)だが気づいたら骸骨騎士のいる不思議な空間へと飛ばされる。何回か元の世界に戻ってるけど空間の行き来を覚えると私物を持ち込み牙城を気づこうと企てている。食料は持ち込んだので次はお風呂を持ち込むつもり。「私がいなくなったら骸骨さんひとりぼっちになるし、話し相手がいないと寂しいだろうし、物忘れやボケが進むよ?」と悪知恵を発揮し古の勇者を丸め込んでいる。古の勇者をお爺ちゃんのように接しており古さんが座り込む度に「骸骨さんもしかして腰痛?」と腰をさする。最近の悩みはご飯食べないって言ってたくせに持ち込んだお菓子の袋が減っていること。

古の勇者からみたヒロインは突然乱入してきた侵入者であり最初こそは家出してきた経緯を聞いて家に帰るよう諭すも本人は帰るきゼロだし頻繁に出入りし始めるし私物持ち込み出すしお手上げ状態。放っといたら勝手に帰るかと思いきや牙城築かれ頭を抱える等ヒロインに振り回されっぱなしだが話し相手がいるだけで数百年の孤独を忘れることができるし、お爺ちゃん扱いされるのは気にくわないけどなんだかんだ言って気にかけてくれるいい子だと口には出さないがヒロインの存在に感謝している。
最近の悩みはヒロインからカビ臭いと言われたこと
骸骨騎士と家出少女
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