階段


「凛華ちゃん!?」
「はい。」
「はいじゃなくてですね!?」
「うるさいセンパイ。」
「夏目くんも見てたでしょう!?凛華ちゃん大丈夫でしたか!?」
「何ともないけど。」
「だってサ、センパイ。##name5##は不死身だヨ。」
「逆先くんに言われると何かムカつく〜!」
「凛華ちゃん!!」
「は、はい。」
「保健室に行きましょう?」
「何故?」
「階段から落ちたでしょう!」
「え、はい。」
「行きますよ。」
「good night、センパイ、##name5##。」


*


「やっほー、佐賀美ちゃん。」
「んー?結城と……、青葉か。珍しい組み合わせだな?」
「凛華ちゃんが階段から落ちたので診て貰えますか?」
「……落ちたのか?」
「実は。」
「どこから?」
「え〜?」
「一番上からでした。」
「はぁ……。結城、お前左足首見せてみろ。」
「ちっ……。」
「お前……、舌打ちしたろ?」
「気のせいですよ。」
「……とりあえず座れ。」


*


「青葉、こいつが校内に残らないよう送ってやってくれ。」
「はい。」
「……。」
「凛華ちゃん?俺が嫌なら夏目くん呼びますけど……?」
「……別に何ともないんですけど。」
「あれ、すっかり不貞腐れちゃってますね。」
「多分その足の痛みしばらく続くぞ〜?」
「……ちっ。」
「(凛華ちゃんが階段で転ぶなんてどうしたんでしょう?それに、プロデュース依頼を悉く蹴っている彼女が何故今の時間学院にいたのでしょう?)」


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