ゆるやかな箱庭


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※創作審神者との小話や日常の雑談など、色んな事を書いてます。
※お借りした場合も此方に記載致します。
08/12

◎幸せを感じたい@(大さに)

※審神者の名前が出ております。
※なんでも許せる人のみどうぞ。

追記 >>

07/30

◎暑すぎる(熱すぎる)


この温度でもう全身から暑くて、あつくて毎日溶けてます鸞鳳です、こんばんは。

やっとまとめるブログなるものをこしらえる事が出来たので、ガサゴソとこっちに欲望でもぶち込んでいこうかなと思っております。日々熱と戦いながら仕事してます、わたくし、鸞鳳です。40℃とか余裕に突破しててさ、もう笑うしかない。クーラー!!クーラー!!と叫びながら、いつか熱中症で自分が倒れるんじゃないかと恐怖心を抱いております。

【はたらく細胞】が熱い!!
職場でも別部門の人とめっちゃ語りまくってました。

とうとう、公式ガイドブックまで買ってしまった...
や、確かにアニメになる前はちょっとだけ触りだけ書店で見かけた事があるけど、その時は「へぇこんな漫画があるんだ」と気に止めてなくて、実際アニメから入った、にわか風情と殴り飛ばされそうなんですけどネ!!!!
地元の書店に走ったら、まぁ、一巻がないないないで三連チャン駆逐されてやがるなぜじゃwwwww
細胞の事を知ればしるほど、自身の腸内や健康に気をつかうようになったような気がします(あくまで気がする)
仕事中に暑くて息苦しくなっても、赤血球ちゃんが酸素を運んでくれているんだな!と考えると仕事も頑張れるし、細胞たちは日々お仕事してるんだなーと考えさせられる作品だと感じました(うんうん)

初めて二次創作のSS書きたいと思った。
鸞鳳は夢書き出身なのでカップリング小説ってあまり書かないのです。
ですが!!ですが!!!白赤ちゃんだけは別なんだよな....可愛すぎてほのぼのと心が幸せになるんです。
血小板ちゃんの前の段階が美人過ぎてふつくし///仕事中でも書きたいかきたいとぶつぶつ...といいながらも
暑さに負けてなかなか作業が進まない...何でこんなに暑いんですかね。
二巻に熱中症の話、とても勉強になりました。

マクロファージさんまじマクロファージさん!!!!!
鉈をみるとサイレントヒルの▲様を思い出すのは、私だけでしょうか?
強い女性にキュンとしてます///んでもって、色々と驚き七不思議満載ですよね。
個人的に樹状細胞さんが活性化させる流れが好きです。


写真ぶちまけて脅すとこも素敵〜!!
B細胞くんと記憶細胞さんの掛け合いが好きすぎる。
おっちょこちょいなところが可愛すぎてなんか、ほんと可愛いなーて胸がほっこり.+:。(´ω`*)゜.+:。

アニメや漫画を通して更に勉強になったなーと感じたのが【はたらく細胞】でした。
明日こそは、白赤ちゃんの話かきたいなーーー!!!!

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07/30

◎再会。(蜻妙)

※創作刀剣女士との話。
※蜻蛉切とは、夫婦刀の設定。


「蜻蛉様、おまえさま…もう一度、逢えますか?」




  最後に交わした言葉はなんだっただろうか。記憶がぼんやり混濁していて、何も思い出せない。誰かを待っていた気がする。大事なだいじな御人だった。
契りを交わした誓いを…そう、あの方の名は―――。



「…此処は?一体、何処ですか?」
「鍛刀成功ですね。蜻蛉切、良かったわね」
「っ…!ああ、主よ、心から感謝しますっ!!」

  目の前にいた女人は彼を『蜻蛉切』と呼んでいた。『蜻蛉切』の名を聞いて、私の瞳からは、とめどない雫が零れ落ちた。彼は…この方は、私のっ!旦那さまっ!!整理が追いつかぬ状態での私をみて、女人は何かを尋ねようとしていたが、雫がこぼれて
うまく話す事が出来なかった。


  それよりも、この体は…一体どうしたことか?

本来、私は『槍』であり、人間のように会話をする事も出来ない筈だ。なのに、人間の器というものなのだろうか?体が重く苦しい。バランスが保てず、足がフラついてしまう。どうにか返事を返さねば、女人に失礼になる。



「大丈夫よ。ゆっくりで大丈夫ですからね?
名前は教えてもらえるかしら?」
「私は白妙御槍。必ず役に立ってみせますわ!」
「まぁ!それは頼もしいわね!!あなたもそう思うでしょう?蜻蛉切?」


  口から出た言葉はなんと威勢のよい言葉だろうか。言った自分も驚いている。
女人は、そんな私を姿を目に焼き付けるなり、くすくすと笑みを浮かべていた。
そして、彼『蜻蛉切』に視線を向ける。


「は、…私は妻の姿を『人の姿』で拝見するのは初めてなもので…そのッ!」
「じゃあ、照れてるの?」
「そ、そういう訳では、決して…!!申し訳ありません…主」



  と言いつつも、彼の表情が紅く紅潮していく姿に、私まで紅くなってしまった。
そういえば、私も『人の姿』での旦那さまをこの眼で拝むのは、初めてだったわ。
まじまじとみては、失礼かしら?
蜻蛉様、とても逞しいお姿。三名槍に相応しい風貌だわ。
私が彼に見とれていると、見兼ねた『主』と呼ばれた女人が口を開く。


「ん〜、後は二人っきりで話せばええじゃろう?
私は遠征部隊を迎えに行くけん、二人で夫婦水入らずしときんさい」
(訳:ん〜、二人っきりで話しなさい?
私は遠征部隊を迎えに行くから、二人で夫婦水入らずしときなさい)


「「は…?」」


  颯爽と駆け出して行かれた主殿。


  まさか…どうして二人っきりに!?

いくら旦那さまだったからとはいえ、今は……
  人の形を得た身では恥ずかしいわっ!!!


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07/23

◎はじめまして。(そねさに)

  審神者としての経験はあまりにも浅い。
長曽祢虎徹は目の前の“幼子”を見下ろすような形になっていた。
政府より派遣された“新たなる主”に戸惑いと混乱が続く中で


“この状況をどのように把握しろと?”


目の前にいる小さな存在を無言のまま見つめる近侍の長曽祢虎徹。
あいにく、初期刀である弟の【蜂須賀虎徹】は席外していた。

何か言わねば、余計に心配させてしまうかもしれない。


弟達に今の情けない姿を見られた暁には
『贋作は主とまともに会話も出来ないのか?』と
言われてしまうだろう。
否、蜂須賀なら捨て台詞のように暴言を飛ばすに違いない。

政府が審神者育成の為に連れ去った、もとい
拉致してきた娘がいた。

親からも世界からも見捨てられ、見放された孤児(みなしご)の少女らしい。

__【なぁなぁ長曽祢兄ちゃん!新しい審神者ってどんな人かな?】

そういえば、浦島がそわそわしていたなと長曽祢虎徹はぼんやりと思い出していた。
てっきり、もっと年上で熟練の審神者が来るものと思っていたせいか、拍子抜けといったいいえばいいのか呆気にとられていた。

我が本丸は他の本丸とは少々勝手が違う。
正式な主が迎えられるまで、彼らは主の顔も名も声も全てを知らされていない。

主に謁見を許されず、彼らを顕現したのは
確かに今目の前にいる幼い少女である。
かりそめの主という代役の者が主だと思っていた者も多く
本当の主は別にいた、という事実をどう受け止めればいいのか、深追いして考える刀剣達もいただろう。


短刀や脇差の刀剣達は玉手箱を空けるように
わくわくしているようだが、他は内心どう接していけばいいのやらと
途方に暮れていた者も少なくはない。


「はじめまして、この本丸のあるじ、というものです。
あなたは、わたしの天狗さまですか…?」

先に言葉を発したのは少女の方からだった。
漆黒の黒髪に琥珀色の瞳が、己より遥かに高い長曽祢虎徹を見上げる。
見上げなければ“187cm”ある背丈の彼を確認する事も出来なかったのだから。


はて?天狗とは何のことか?
長曽祢は腰を屈め、膝をつき少女の眼をじーっと見つめてみた。

「(ああ、このような幼い子が審神者というのか...)」
「天狗様?」
「おっと、すまない...おれは長曽祢虎徹。
贋作だが、本物以上に主の役に立つ男だと憶えておいて欲しい」

これが、長曽祢と主の初めての出会いだった。

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