閑話
アサギ准将の遺志を継ぐと集ったところで、所詮ただ共通の記憶を持つ者の集団というだけだ。
実行に移す力はとても小さい。
しかし、俺達は光を得た。
先導してくれる光を。
皆、アサギ准将の死を悼み、悲しみ、そして遺志を継ぐ決意はしていた。
それは紛うことなき事実だ。
それでもやはり、彼の存在は大きい。
アルディア・ラクハール。
年は若いが中将まで上り詰めた実力者だ。
彼は、アサギ准将と酷く仲が良かった。
俺達はそれを知っている。
そして彼が誰よりも強くアサギ准将の遺志を継ぐと決めたことを知っている。
だから、何を捨ててもついて行けるのだ。
俺達は、何も恐れない。
ポートガス・D・エースを守り、戦争を止める。
俺達が何人死のうとも、アサギ准将の遺志を継ぐのだ。
世界は変わった。
アサギ准将は何も変えられずに死んだわけではないと、証明してみせる。
この世界を変えたのは、アサギだ。
例え歴史に名を刻まれずとも、永遠に語り継がれるであろう戦争を止めたのは、他ならぬアサギなのだと。
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