壊したいんだ
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「悟空、なまえ、悟浄の腕押さえとけ!」
わたしは三蔵の気迫に押され悟空と腕を押さえた。
「……満足か?清一色。これがてめェの望みだろ!」
そう言って悟浄に銃口を向ける三蔵を八戒が制止するが、三蔵は聞かない。
「八戒となまえは俺が撃ったら即、傷を塞いで手当てしろ。───俺は絶対に外さん。これで死んだら悟浄のヤワな心臓のせいだ」
すんげー言い分。だけどこんな事はやっぱり三蔵じゃなきゃ言えない。
「……あ──スッゲムカツクっ。ぜってー死なねぇ」
だから悟浄だってこんな風に言えるんだ。
「減らず口を閉じんと舌噛むぞ」
三蔵は言い終わるや否や悟浄に向かって何の躊躇いも無く引き金をひいた。
──ガウンッ!
血を吐き出した悟浄はぐったりと倒れ、八戒が傷口を塞ぎながらわたしは昇圧剤を投薬する。
「──傷塞がりました」
徐々に呼吸も安定し、意識は無いが脈も正常に戻った。
「──僕のせいなんですね」
一同が安堵したのも束の間、八戒は自責の念を漏らしていく。
「清一色の狙いは明らかに僕個人だ。──なまえの怪我だって──」
「やめろ八戒」
「でも三蔵っ!」
珍しく取り乱す八戒を三蔵が落ち着かせ様とすると、八戒は急に倒れ込んだ。
アイツの言っていた"彼"とは八戒の事なのか?アイツは八戒に何をしたい?
胸糞悪い。
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