眠れぬ夜の物語
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時々不規則に揺れるジープ。何もない平野を今日もひたすら西を目指す。そんな中、なまえは騒ぎたてる二人に挟まれ珍しく起きていた。
「珍しいですね。なまえが寝ていないなんて」
ミラー越しになまえを見ながら三蔵に声をかける八戒は顔をしかめる。
「フン。槍でも降らなきゃいいがな」
なまえはまた夜になると外へ出て行く。
肩の傷もやっと治ってきたと思えば、朝まで銃をぶっ放してやがる。そのクセ疲れた顔ひとつ見せねぇで、今もこうして起きてやがる。
八戒はそんな最近のなまえが心配で仕方ねぇのか、頭を抱えてるし……。
チッ……、不自然なんだよ。
どいつもこいつも。
good night
第十五章
『眠れぬ夜の物語』
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