to be or not to be
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三蔵と解るとこの有り様だ。しかしその後わたし達をチラッと見て言葉を濁す。
八戒が「何か?」と聞き返すと、坊主は三蔵を気にしながら言った。
「ここは神聖なる寺院でして、本来ならば部外者をお通しする訳には……。そちらの方々は仏道に帰依する方の様にはとても……」
「坊主は良くても一般人は入れられねーってかっ!高級レストランかよここは!」
苛立った悟浄は言い返すが、次に坊主はわたしを敵意剥き出しの目で見る。
「その上この寺院は女人禁制でもありまして……」
「……じゃああなた様はどちらからお生まれになったんでしょーね」
皆の視線がわたしに向けられる中、わたしはボソッと呟いたが、先程から纏わりつく線香の臭いのせいか、苛立ったわたしは坊主達を睨みつけた。
「何なのその男尊女卑な考え。信仰に男女差別ってあり?宗教ってそんな乱暴なものなの?」
自嘲気味に言った所で八戒に肩を叩かれ、にっこりと笑う八戒と、『ナイス』と親指を立ててくれた悟浄。
しかし坊主達の視線にわたしは串刺し状態だった。
「随分と信仰心の強い方々の様ですね」
「警戒心の間違いじゃねーの?!」
八戒の言葉に悟浄と同じ事を返すわたし。
すると坊主は三蔵に視線を移し、「この方々はお弟子さんですか?」と聞くと、三蔵は真顔できっぱりと言い放つ。
「いや、下僕だ」
コロス!
「やはりそうでしたか。では今回は三蔵様に免じてそちらの方々にも最高のおもてなしをご用意致します」
何なのここの坊主って。何でこんなに癪に障る言い方するんだろう。
ただでさえ線香の臭いでおかしくなりそうなのに……。
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