OH!MY GOD!
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マスターから噂を聞いてやってきた裏山に、ザッザッっという靴音だけが響く中、悟浄が口を開く。
「ひとつ聞きたいんだけどさっ」
「だから何だ」
「山登ったのはイイけど、俺達何処に向かって歩いてるワケ?」
歩き始めてからたまらず悟浄が口にした疑問に、なまえは露骨に驚いた顔をする。
「知ってて歩いてたんじゃないの?え、もしかして三蔵も……」
「知るか。寧ろその無駄に生えてる触覚で人捜しくらいできんのか?」
「妖怪アンテナじゃねぇんだよ!できっかクソ坊主!」
先はまだまだ長そうだ。そう察したなまえは二人に状況整理を提案すると、三人は同時に煙草に火をつけ、少ない情報を寄せ集め始める。
金閣と銀閣。執拗なまでの善悪へのこだわり。
寄せ集めた所でこんな所だが、三蔵は裏に何者かの存在を危惧していた。
「……カミサマ……か。あいつ言ってたんだよ。カミサマがついてるってな」
それまで黙って三蔵と悟浄の会話を聞いていたなまえは僅かに動揺したが、それに気付いたのか、三蔵が眉間に皺を刻む様を見てハッとして煙草を揉み消すと、大量の妖怪に出会した。
「チッ、激面倒くせぇ」
「三蔵、"激"はもう古いぞ」
「……じゃあ何だ」
「バリ面倒くせぇ」
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