OH!MY GOD!

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必然だったのかもしれない。何処かで繋がっていたのかもしれない。



あれが見間違いじゃないのなら、そう思わずにはいられない。






襲ってきた妖怪達と距離を取り離れた所から妖怪に銃を向け、薄気味悪い現状を打ち破るかの様に乱射し、"何で"とか考える余裕も無いくらい、どうしようもない不安感に苛まれて、それを目の前の妖怪にぶつける事で取り繕った。



そんな事をしている内に妖怪は一人だけになっていて、その妖怪の前では三蔵と悟浄がごちゃごゃやっている。



人の事言えないけど、まじで何やってんの……。


そう言ってやろうかと口を開いた時、妖怪が三蔵に飛び付いた。



「ひゃっはぁ!道連れだぁぁ!」


「三蔵っっ!」



背後は崖。そこから三蔵と妖怪が落ちて行く瞬間、悟浄が咄嗟に錫杖の鎖を三蔵の腕に巻き付けた。



「悟浄!手伝う!」



走り寄って鎖を握り、あんまり役には立たないけども、一応悟浄と一緒に引き上げる。



勿論三蔵様の事ですから大人しく引き上げられた訳じゃないけど、ボロボロになった悟浄の手を見た三蔵が何も言わずに悟浄の煙草に火をつけたのを見て、わたしは自然と口元が緩んだ。





必然なら、わたしは大腕を振ってこの中に入っていけるじゃないか。
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