OH!MY GOD!

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「お前ら殺したって何の得にもなんねぇや。お前が弟を助けようとしてるのと同じだ。俺らもただ――仲間を取り戻してぇだけだよ」


すっげー格好つけた悟浄の台詞を、地面に平伏したまま聞いていたわたし。


「まじでカッコ悪ー……」


「同感だな」



そんなわたしに、三蔵は薄ら笑いを浮かべて見下ろしながら手を差し出した。不気味だけど、体の痛みに耐えかねて手を借りて立ち上がると、


「妙な事に気をとられ過ぎだ、チビ猿」


と射抜かれたわたしは本当にまぬけだ。


だけどそんな事を考えている内に銀閣が喉を鳴らす音が聞こえ、ハッとして顔を向けた時には、金閣は銀閣に殴り飛ばされていた。


「金閣!?」


金閣の身を案じそう叫んだ悟浄は、明らかに銀閣の次の標的として捉えられている。


「――離れろ悟浄!」



しかし、その時。三蔵が銃を撃つよりも早く、如意棒が銀閣を襲った。



「へへっ、お待ちどぉサマ!」


「皆さんご無事ですか?」


「悟空!八戒!」



結果オーライで悟浄は意気揚々。だけどそれは八戒が話し始める前まででお終い。



そこに居るのは本物の銀閣ではないと聞かされた金額は、涙を流しながら耳を塞いだ。
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