OH!MY GOD!
(9/10)
「うそだぁぁあぁ!」
金閣がそう叫んだ瞬間、わたしの周りの時は止まった。
――ドッ。
何かが金閣を貫き通し、そのまま血を吐きながらゆっくりと金閣は倒れていった。
「――金閣!!」
「くそっ、何が一体……!!なまえちゃん、頼むっ!」
「あ……うん……!」
我に返って駆け寄ってみれば、金閣が手遅れだということが解ってしまった。
わたしの目の前で死なないでよ。思い出しちゃうじゃん……。
「ど……して……神様……」
金閣がそう空に向かって手を伸ばした時、カミサマの声が響いた。
「――何でかって?――いらなくなったからだよ」
三蔵の法衣を纏った禍々しいカミサマの光臨。
「そこの君も三蔵法師?でも一緒にされたくないんだよな。ごめんね?僕、君より強いからさ」
それがどうしたと銃を向ける三蔵だが、弾は悉く空をきる。
「残念でした。ね、だって僕、神様だから?」
何で笑ってられるんだって、思ったのはわたしだけじゃない。
「何も判んねぇバカ正直なガキつかまえて、何人殺しなんざさせてんだよ」
超同感。カミサマなら、金閣の望みのひとつでも叶えてやればよかっただろ。
「――ヒミツ」
悟浄が底冷えする程の殺気を携え錫杖を振ると、カミサマは数珠に身を替え、辺り一面にはカミサマの嗤い声だけが木霊した。
あぁ、久しぶりに虫酸が走る。
.
136/180←|→
List|Top|Main