Past

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眠りを邪魔されたからか、なまえは妖怪から奪ったナイフを片手に暴れ回っている。


「すっげぇー。なまえって強ぇじゃん」


悟空はそう言って残りの妖怪達を片付け、三蔵達がジープに戻ると、なまえがへたり込み何か呟いている。


「……よくも人の体に傷付けてくれたな!このクソバカやろうめっ!」






なまえと旅をする様になってから知った事は、なまえの口の悪さと、寝起きの悪さ。


黙っていれば可愛いのにと、憐れみの目で見る三蔵達だった。




「……という訳で今日は野宿です」

「どーゆー訳だよっ!」


抗議するも八戒の黒オーラに負け、渋々野営の準備をはじめる悟空。


簡単な夕食に「足りない」と漏らす悟空に、なまえはバッグからお菓子を手渡した。


「悟空、これ。少しは足しになる?」

「なまえっ!ありがとっ!」


となまえに抱き付く悟空に三蔵はハリセンを喰らわす。


「猿が餌付けされてんじゃねぇよ!」



それを笑いながら見ていたなまえは、散歩してくると立ち上がった。


「余り遠くに行かないで下さいね?」


八戒の言葉に軽く頷き、なまえは森の中に入っていった。

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