Decide

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怪我をしたソルジャーを連れて来ただけだろう。


セフィロスのその言葉を強制的に受け入れ部屋へ戻ったがどうにも気になり、気付くとジェネシスの部屋のドアをノックしていた。




「珍しいな、なまえの方から会いにきてくれるなんて」


いつもと変わらないジェネシスの表情に、私は少しだけ落ち着けたと思う。


「うん、さっきジェネシスがメディカルルームから出て行くのを見かけたから……ちょっと、ね」


ただ思ったまでを素直に口にした私を、ふっと笑ったジェネシスは部屋へと招き入れる。

そして、いつかの様に並んでソファーに座った途端、ジェネシスが私にもたれ掛かってきた。


「えっ!?ちょっとジェネシス!?大丈夫!?」


突然覆いかぶさられ、不安と戸惑いから声を上げたなまえに、ジェネシスは妖しい笑みを向けた。



「そんなに心配なら自分で確かめてみたらどうだ?」


些か相手を挑発でもするかのように、ジェネシスは妖しい笑みを尚も浮かべたまま私を見下ろす。


人が本気で心配しているというのにジェネシスにはどこ吹く風で、寧ろそんな私で遊んでくれているようだ。


「……そのご様子じゃ心配はご無用でしたね!」



心配して損したと不満気な顔でジェネシスを押し返し起き上がる……が、ジェネシスは私の手首を掴み離さなかった。



「ジェネシス……?」



そう彼の名前を呼ぶと、一瞬ジェネシスの顔から笑みが消えた。


「……やっぱりどこか具合が悪い……の?」

「いや、何でもないさ」



その時、ジェネシスはいつもみたいに笑ったけど、それがなんだかとても不自然に思えた……。
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