I always ...

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トレーニングルームは一瞬で妙に圧迫感のある真っ白な狭い部屋に様変わりした。

突然の出来事に困惑し辺りを窺っていると、背後からあの癪に障る高笑いが聞こえ、私は穏やかではいられなかった。


「クックックッ、やっと話す機会が得られたな」

「宝条……博士……」


彼は鈍色に光らせた眼鏡をかけ直し、ゆっくりと私に歩み寄る。そして白衣の裾を一掃いし、それから私を何とも厭な目で見下ろした。


「ククッ、そんなに睨まないでくれ。私はただ、話がしたいだけなんだからな」

「……一体何の話があるんですか」


息を飲み込み、なるべく付け入る隙を与えない様にそう返すと、彼は更に恍惚とした顔を覗かせる。


「私はね、君を帰してあげようと思っているんだよ」

「何を今更……」


帰す気はないと転送装置だったピアスを砕き、散々恐ろしい実験をしようとしていた張本人に言われても、それは猜疑心を煽るだけだ。


「まあ疑うのも無理はないが、何なら最初にあの転送装置を直してやってもいい。どうだ?少しは話を聞く気になったかね?」


いやに自信たっぷりな話し方が不快ではあるが、彼の今後の動向も気になる。

宝条と二人っきりで話すのは危険かもしれないが、幸いトレーニング中に使用した武器もある。


「……解りました。聞かせてもらいます」



こうして宝条と話し合いの席が設けられた事は、私にとってもまたとない機会となり、それにより大きな決断をする事となった。

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