Think of you
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そう言って席を立った時、セフィロスは私の手首を掴み取り、瞬時に私を制止した。
「ならば質問を変えよう。ホランダー博士に会ってどうするつもりだ?」
「……ホランダー博士に転送装置を直してもらう」
「……その対価は?」
掴まれた手首がギリギリと痛む。振りほどけないセフィロスの手に思わず顔が歪んだ。
「……ホランダー博士に細胞を提供する」
本当はホランダー博士に私を研究してもらいたいが為に、最もらしい交換条件として転送装置の修復を依頼するだけだ。
突然私を研究して下さいなどと言ったら誰しも怪しむ。ただそれを回避するためのものにしか過ぎない。
誰にどう思われようと、それらにとって動機付けの順番などは重要ではなく、ホランダー博士に私を研究してもらう事と転送装置を修復してもらう事。この二つが対になってさえいればいい。そうすれば、強引にでも納得してもらえる。……そう思っていた。
「何故ホランダー博士なのだ?」
しかし、セフィロスから容赦の無い酷く冷たい声と視線を浴びせられ続けては、いつ私の心が折れてしまうか解らない。
なんとかこの場を切り抜けないと……。
けれども私の手首はいまだ掴まれたままで、そこから感じる痛みがセフィロスの怒りを伝えているかの様で、焦りだけが助長されていった。
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