Next door
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トレーニングルームという無機質で閉鎖的な空間。そこで静かに見つめ合う二人。
「もう、ゲームじゃないから……」
「……だから何だと言うんだ」
僅かに鋭い眼光を携えたセフィロスが口を開く。
「だから……、この世界と向き合う事にしたの」
それまでセフィロスを見上げていたなまえがそう言うと、セフィロスは更に鋭い視線でなまえを射抜く。
なまえはあの英雄から鋭い視線を一身に浴びせられているのだ。流石に後退りしてしまいそうになるのを必死で堪えていた。
「では俺とも向き合うという事か」
長い髪を掻き上げたセフィロスは、静かに息を吐きなまえに一歩近付いた。
「俺とも……ジェネシスとも……」
「……うん。でも先ずはこの世界と向き合うの。この世界をちゃんと受け入れなきゃ、その中の事なんて考えられないと思うから……」
──ゲームだなんて言ってごめんなさい。
そう頭を下げたなまえの前を通り過ぎ、セフィロスは携帯を取り出した。
「それで、どうするんだ」
「……えっ?」
「だから、何から始めるんだ」
無表情なセフィロスから顔色を窺うのは困難で、なまえはセフィロスの質問の意図を読み計れずにいた。
──あの夜を詫びたかったのでは無かったのか。
「お前がこの世界と向き合う為にするべき事は何だ」
小さな電子音の後、周りの風景が一瞬で変わった上にモンスターの姿まで確認できる。
「えっ……あのっ……」
たまらず後退りしたなまえを見て、セフィロスは妖しく笑いながら言い放った。
「先ずは目の前の敵を殺ってくる事じゃないのか」
いつもながらの厳しいトレーニングになまえは不満を露わにするも、セフィロスの言葉もあながち間違いでは無いと、次々と現れるモンスターから必死に逃げ回った。
「よし。次は本番の借金返済だ」
「……げほっ、げほっ……。上等……」
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