Second floor

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「済まなかったなレノ。悪いがそのままセフィロスと任務に向かってくれ。それと、彼女の事は他言無用で頼むよ」

「……了解だぞ、と」


セフィロスとなまえを迎えに来たレノは、二人をラザードの元へ送り届けると、ラザードの言葉を訝しみながらも、セフィロスと任務のために退室した。


そしてその後、その場の視線はすぐになまえに集まり、なまえはそれによりすっかり萎縮してしまっていた。


「借金の返済に行き、借金を増やして帰ってくるのは君くらいだな」



ラザードの言葉になまえは謝罪を繰り返していたが、ラザードから新たな明細書を手渡されると、一気に血の気が引いていった。



「仕事がお早いこと……」

「喜んでくれたようで良かったよ。そして君は今後のために早くトレーニングルームに向かうといい」

「えっ……今から……?」


引きつった顔でなまえがラザードを見上げると、ラザードは恐ろしい程の笑顔をなまえに向けた。

なまえはラザードのその笑顔に柔和な感情が一切含まれていない事を察知すると、小さく返事をしてジェネシスとアンジールを見やる。

すると笑いを堪えたジェネシスが手を差し出す。


「さあ行こうか」

「……哀れな私に優しいトレーニングをお願いします」



なまえはがっくりと肩を落としたが、よくよく考えてみれば、これはかなり寛大な処置であった。



それは神羅カンパニーだから出来る業なのか、なまえだからなのか。
それを知る者は未だ少ない……。

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