Disappear
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そんな事を考えていてもセフィロスは今目前に迫っている。
まずい、まずい、まずいっ!
「セフィロスともなれば引く手数多でしょうがっ!他あたってくれぇっ!」
必死に逃走を試みてもセフィロスにとってはただの悪あがきにしか見えないだろう。
それでもっ!セフィロスはわたしの中ではゲームの中の架空の人物。それなのにこんなこと出来るわけないでしょ!
それなのに……。
「……誰でもいい訳では無い」
真っ直ぐに射抜かれた蒼い瞳から、わたしは目が離せなかった。
「何言っ……」
わたしの言葉を遮って交わされたセフィロスとのキスは、さっきよりもずっと深く甘い濃密なもので、そのまま堕ちていくんじゃないかと思った。
長い長い口付けの後、離れた唇を繋ぐ銀糸が光る。わたしは息をするのもやっとのままセフィロスを見上げた。
「そんな目をしてるとこのまま続けるぞ?」
セフィロスの一言により一気に顔が熱くなった。
「遠慮させて頂きますっ!」
わたしはそう吐き捨ててシーツを被った。
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