Disappear
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「見ていて飽きないな」
シーツにくるまるなまえにそう呟いたセフィロスは、なまえをシーツごと抱き締めた。
「……わたしは抱き枕ではありません」
シーツから顔を出すなまえ。お前はこの俺を睨んでいるのか?
俺を怒鳴りつけたり、俺に掴みかかろうとしたり、泣いてパニックに陥ったりと、そんな女は初めてだ。
うっすらと笑いが込み上げ、抱き締めている腕から伝わる温もりが心地よい。
そう思って回した腕に力を込めた時、なまえの携帯が不快な音を立てた。
ベッドから抜け出たなまえは受話器越しに何度か頷くと携帯を置いて俺に振り返る。
「ちょっと神羅ビルに行ってくる。統括から話があるんだって」
「もうすぐ日付が変わるというのにか?」
「うん、何でも大事な話だから一人ですぐに来てくれだってさ」
ぶつぶつ言いながら身なりを整えドアに手をかけるなまえ。
「終わったら戻ってくるから、鍵あけといてね?」
そう残して出て行ったなまえは、翌朝になっても戻っては来なかった。
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