Reason Way...
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「そこのドアがバスルームだ。自由に使って構わないが、……大丈夫か?」
急にジェネシスに覗き込まれたなまえはハッとして、慌てて我に返った。
「ごめん、ごめん。お言葉に甘えて遠慮なく使わせて頂きまーす」
笑顔を向けバスルームに向かったなまえを目で追いながら、ジェネシスはソファーに身体を埋め、適当にルームサービスを頼むや否や、額に手を当てながら目を閉じ、先程目にしたなまえと検査結果を思い返し始めた。
そして以前、統括となまえが話していた会話を重ね思案する。
魔晄に耐えうる新しい細胞。しかし、なまえ自身も完全な魔晄耐性を持ち合わせている訳では無いようだ。
僅かに、ほんの僅かだが瞳に青味がかっている。
「……知りたくなるのは俺も同じか」
ふっと息を漏らした所で丁度食事が運ばれ、ジェネシスは未だバスルームから現れないなまえを訝しんだ。
──コンコン。
「なまえ、料理が来た。冷めない内に食べろ」
ドア越しになまえの気配を感じつつも、中から返事は無い。
もしや倒れているのではないかと不安が過ぎったジェネシスは、バスルームのドアを勢い良く開け放った。
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