Groundless
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お互いの視線が真っ直ぐに合わさると、ジェネシスの手がそっと私の頬に伸ばされる。そしてゆっくりと鼻先を掠めながら唇が近付いてきた時。
───ドカーンッッ!
ベッド脇の椅子が壁に激突し、お洒落な間接照明は見るも無残。私は裸の爆弾魔。もう何も言えないっす……。
「……理解に苦しむ」
そう言ってベッドに腰掛け額に手をつくジェネシス。そしてそこに訪れる重い沈黙。
私はとりあえず側にあったシーツを手繰り寄せ、ジェネシスの後ろで正座する。
「……あの、ジェネシス……ごめん……ね」
「……解るように説明しろ」
ジェネシスは私に向き直り低音を響かせるが、私の口からは中々言葉が出てこない。そして私はたっぷりと時間をかけて何とか言葉を紡ぎ出した。
「私だって子供じゃないし、物分かりだって悪い方じゃない。だから、このままジェネシスと……とも思った」
現に体はまだ熱を帯びたまま。だけど……。
「そうなったら帰れなくなっちゃう気がして……んっっ……!」
言葉の途中でジェネシスの舌が入ってきた。それは突然だったにもかかわらず激しさは無く、優しく飲み込まれていくような口付け。
「んっ……ジェネシス……っ!」
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