攻防戦の果て
(4/8)
はたけカカシ。
木の葉のエリート忍者で数々の異名をもつ男。
写輪眼のカカシ、コピー忍者のカカシ。
「やっぱり木の葉一の寝業師だからですか……」
「そうよ。光栄でしょ?」
私は思わず後退りし、その場から逃げたくて逃げたくて仕方なかった。
しかし無情にも先輩はチャイムに手を伸ばし、それから直ぐにドアが開かれ、中から銀髪覆面男が満面の笑みで出迎える。
「や〜、撫子さん。待ってたヨ」
「カカシ君、今回は引き受けてくれてありがとう。よろしくね」
和気あいあいと話す二人に納得いかない。
「あ、君がなまえちゃん?俺、はたけカカシ。よろしくネ」
「……よろしくお願いします」
顔が見えないからやりにくい。そんな人に実技指導してもらえって寝言じゃないの?
「じゃ、後は頼んだわよ、カカシ君?ビシバシ教えてやって頂戴ね」
「ビシバシ……ですか」
「えっ!?ちょっといきなり放置ですか先輩っ!!」
「煩いわね〜。カカシ君に任せてあるから大丈夫よ」
軽くハメられた感が漂う中、清々しい程の笑顔で去って行く先輩を茫然としながら見送った…。
そして私の先生となる男に肩を掴まれ引きずられ、こうして一流の色くノ一になるための訓練が幕をあけた…。
.
- 4 -←|→
List|Top|Main>>
Index