Way Out

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あの日からあの男を探してみるも、当時色専のくノ一だった私は滅多に待機所にも顔を出せず、火影様直轄である暗部の素性を突き詰めるのには困難を極めた。


それでもあの男の噂は嫌でも耳に入ってくる。


上忍だった彼を一瞬で亡き者にしたあの男。


暗部のカカシ。写輪眼のカカシ。



だけどそれから直ぐにあの男が暗部を抜け、上忍師として戻って来たと私は知ったのだ。



それから二年後、私も直接の色任務から退き、上忍師として若いくノ一の指導に当たる事になり、漸くあの男に近付くチャンスが与えられた。



初めて面と向かい合った時も、初めて言葉を交わした時も、今にもぶちまけてしまいそうな私の中の憎しみを抑えるのに苦労したが、そんな中、あの男が受け持つ班と合同で偵察任務を受け渡され、初めて任務を共にした。


「俺達は東側、西側は任せたヨ」


二手に別れ気配を断ち神経を集中させ、偵察は順調に進んだが、運悪く同じく偵察に来ていたのか、私達は余り好意的では無い敵国の忍と鉢合わせし交戦となった。



相手は上忍の様で、部下である下忍の二人は悉く動きを読まれて苦戦を強いられる。


「あなた達は後方で支援をお願い」


そうは言っても相手は三人。部下を守りながらでは限界がある。


「急いでカカシさんに知らせてきて」


あの男に助けてもらうのは癪に障るが、仮にも忍。任務中でこの状況とあれば私情もクソもない。



敵が部下を後追いしないように、私は三人に全神経を集めた。
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