Destination
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足元だけを照らす朧気な街灯。
「サクラ、俺はなまえと"上忍同士"の話があるから、今日はもう帰りなさいネ」
有無を言わせない雰囲気を醸し出しているカカシ先生に、わたしは身を強ばらせた。
解りましたと呟いたサクラは、わたしと擦れ違い様に"しっかりね"と笑顔で残していったが、わたしはまともに先生の顔も見れず、足早に去って行くサクラを縋る様な目で見つめていた。
そしてそんなわたしをじっと見つめるカカシ先生の気配がなんとも不気味だ。
マジでこういう時こそ出て来るべきなんじゃないの、ナルトっ!
「なまえ、今すっごく面白い顔してるヨ。仮にも今日から上忍なんだから、ポーカーフェイスだヨ」
「……覆面男に言われても説得力ないんですけど?」
今わたしは猛烈に顔を覆い隠したい。
「可愛いくないなー。そんな事言うなら昇格祝いあげないヨー?」
昇格祝い?先生がくれるの?……めっちゃ欲しいっ!
「嫌だなー先生。大変有り難いお言葉が胸に沁みましたっ!」
今日一番の笑顔を貼り付けてわたしは右手を差し出した。
「うーん、まっ、ギリギリ合格かな」
そう言ってカカシ先生はわたしの右手に手を重ねた。
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