宝物置き場
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カカシを見送った後、私は自分の部屋に戻って準備を整え急いで出掛けた。行き先は私の職場。そこで綺麗に製本された私の詩集を一冊手に取る。
「なまえどうした?休暇中じゃないのか?」
私の担当編集者で従兄の兄ちゃんが声を掛ける。
「兄ちゃん、お願いがあるんだけど……」
すると兄ちゃんは快く承諾してくれ、30分ばかし経つとお目当ての物を持ってきてくれた。
「お待たせ。これでいいか?」
「上出来過ぎだよ!ありがとう。あと完成した詩集も一冊持ってってもいい?」
「勿論いいよ」
私は笑顔でそれを受け取り、礼を言うとすぐに編集部を飛び出した。
部屋に戻りバッグに詰め、お酒を二本持ってクローゼットを潜る。
よし、準備完了!
カカシが帰って来るまで時間はたっぷりある。まずは綱手様の所へ行きますか。
そう思い私は外へ出る。外は今日も快晴。近くの小川も水面を光らせていて、すっかり初夏を思わせる。
生い茂った緑の木々の間を通り抜け、賑やか街をも通り抜け、私は火影室を目指す。
そして火影室のドアをノックするとシズネさんが招き入れてくれた。
「こんにちは」
「おやなまえ、どうした?あれから調子はどうだい?」
椅子に腰掛けたまま綱手様がこれでもかって位眩しい笑顔を向けてくれる。
「はい、お陰様で。今日はその時のお礼をと思いまして、つまらない物ですが……」
紙袋からガサゴソとお酒を取り出していると、綱手様の目が光った。
「なまえ、それは……っ!」
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