宝物置き場

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日頃は滅多にお酒を飲まない私は、お客さんが来た時に振る舞うお酒のストックの中でもとびきり上等な物を持ってきた。


「異世界のお酒なのでお口に合うかは解りませんが、お好きだって聞いたものですから」


綱手様は目の前に差し出された異世界のお酒、ワインをまじまじと見つめ目を輝かす。


「なまえ、気がきくじゃないか!わざわざすまないね。遠慮なく貰っとくよ」


用件を済ませた私は踵を返し、次はゲンマを探しに行く。


しかしゲンマの居そうな場所など知るはずも無く、ただその辺をブラついているだけだった。



うーん、カカシが帰って来てからでいっか。



強かった日差しも段々弱まり、日も傾きかけている。カカシが帰って来るまでもう少し時間はあるが、私は大人しく部屋に戻り、それと同時に眠気に襲われ気持ち良くうたた寝。



ハッと目を覚ました時には部屋の奥からシャワーの音が聞こえ、カカシが帰って来ている事が解り、その数分後、すっかり身なりを整え終わったカカシが現れた。


「おかえり。ごめん、寝ちゃってた」


するとカカシは意地悪そうな笑顔で言う。



「そんなに激しかった?そんなんじゃ今日の夜も大変だヨ?」



今日もですかっ!


と突っ込みを入れ様としたのも束の間、カカシは私の手を取り外へ連れ出した。



「ちょっ、何処行くの?」

「デートに決まってるでショ」

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