復讐を誓った日

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「うーん、もうちょっと笑ってヨ」

「……蹴り飛ばされたく無かったら早くして」



私のプライドはこのふざけた罰ゲームのせいでズタズタだ。



ボーリング場から帰り、いきなり木の葉に引っ張られ、何故かレンタル衣装のお店に連れて来られた。


高そうな着物にメイクもバッチリされ、カカシは私の新しいデジカメを構えている。


普通の女の子には大した罰ゲームじゃ無いんだろうけど、私はこういうの凄く嫌なんだよっ!


それに、何なのこの黒いストレートロングのウィッグはっ!


「なまえ、すっごいキレイじゃない!」


この私の視線、痛くないんですかっ?!


「いいから早く終わらせてよっ!」


普段から、あまり女性として振る舞えず、密かに悩みの種となっている私にとって、こうして外見だけを女性と見られる恥ずかしさはそうとうなものだ。


それをカカシは解っててやってるんだ。ほんっとに悪趣味で人の嫌な所を突っつくのが上手い。


腹の虫を必死で抑え、やっと解放された私はすぐさま全てを脱ぎ捨てた。


「ほら見てヨ、なまえ。これなんて良く撮れてると思わな〜い?」


ニヤニヤしながらデジカメを覗き込むカカシ。


「あ、今からなまえん家行くから、この写真引き伸ばしてね」

「却下!今すぐデリートしなさい!」


有無を言わさず、また私の部屋に戻り、笑顔で私を見張るカカシ。


隙をみて削除してやろうと思ったが、カカシの執着心は計り知れなく、終いには取扱い説明書まで読み出す始末。


仕方無くプリンターをセットし、涙を堪えながら印刷終了を待つ事となった。



あー負けた……。
人生最大の汚点。
しかもそれがカカシの手に渡ってしまうなんて……。



カカシは出来上がった写真を嬉しそうに眺め、そして何か閃いたのか凄い勢いでクローゼットを潜って行く。


待て待て待て!
絶対に嫌な予感がするからっ!!

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