閉じられたクローゼット
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私は今まで知らずに避けていたのだろうか。きっと避けていたんだろう。だから私の方からは余り木の葉に行かなかった。
相手の世界に干渉すれば、この壁は嫌でも思い知るだろう。
それでもカカシは私に会いに来てくれたし、私はそれに甘えて逃げてた。きっと、私なんかよりもずっとカカシの方が感じてる。
「カカシ、私ばっかり楽しててごめんね……」
カカシは俯いてこっちを見ようとしない。
私はまた逃げるんだ。カカシとの未来もカカシとの思い出も全部まとめて。
世界が違う。
これ程滑稽な理由は無いだろう。
不安を掻き消す様に愛してると囁いても、カカシとの未来を夢見た時に気付いてしまった。
「俺は、何があってもなまえと一緒に居たいんだ……」
俯き、微かに体を震わせながらカカシは言葉を紡いだ。
カカシも解っているんだよね。わたしもそれが本心だよ……。
でも……、夢に何を望んでもそれは夢。
それに気付いてしまったまま、今までと同じ様には笑えないよ……。
何かが音をたて、静かに、けれども確かに崩れていった。
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