黒い影

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私はお姉様が我が物顔で進んで行く毎に背筋が凍りつく。


まさか……ね?


しかし重々しく開け放たれた火影室の真ん中、お姉様はそこに置かれている椅子にドカッと腰を下ろした。



もしや……。



「火影様……?」


「何だい?」



リァリィー!?
こんなオチ要らなーい!これマズいんじゃない!?

急に挙動不審になった私に、火影様は笑いながら言った。



「あっはっは。そんな警戒しなくてもいいさ。せっかくの異世界からの客人だからな」



……バレてるー。



カカシの話では、火影の命令は絶対とか言ってなかったっけ?もし、ここでカカシに会う事を禁止されたら、それって死刑宣告と同じじゃない?



冷静になればなる程私の体は強張っていく。




何とも愚かで嘆かわしい。綺麗なお姉様だと思ってノコノコついてきた先が、火影室だったとは……。



「時になまえ、聞いてもいいか?」


じ、尋問かっ!


「はい、何なりと」



……やっぱり綺麗なお姉様には弱いんだな、これが。

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