黒い影

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暫く火影様と話していると部屋をノックする音が聞こえ、シズネという火影様の付き人が現れた。


「綱手様、はたけカカシ、不知火ゲンマの二名を連れて参りました」


「よし、通せ」



火影様の合図と共に足を踏み入れる二人は案の定、私の顔を見るなり顔色が変わっていく。



「よっ!お帰りっ!」


「……はっ!?」



火影様はカカシとゲンマに軽く事情を説明しながら窘める。


この二人もお姉様の前ではタジタジだ。それが何とも面白い。



「話は以上だ。カカシはなまえの準備を整え次第、研究室に連れて来い。なまえもいいな?」


私達が頷くと火影様は『行ってよし』と合図をし、私達はそれに従い火影室を後にした。


それから外に出るや否や、二人からの恐ろしい視線に晒された。



「なまえ、何でこんな事になってるのヨ!」

「ったく、お前は毎回やってくれるじゃねぇか!」



……やべっ、カカシとゲンマに殺されそう。

いや、違くて……と言いかけた時、私は重大な事に気がついた。



「あぁぁぁぁぁっ!」


その声に驚いた二人は目を丸くする。



「今度は何!?」



「あいつ……」


あいつの存在忘れてたっ!

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