黒い影

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「大変なんだよ!私の部屋にあいつが居るんだよ!今にも襲われそうだったから、助けを求めにこっちに来たのっ!」


急いでそう説明すると、カカシは血相を変えて私の肩をガシッと掴んだ。



「それでなまえ、何にもされなかった?大丈夫?」



そう言ってガンガン肩を揺さぶるカカシ。


「うん、気付かれないように出てきた。カカシ、早く何とかして!」



私がそう言うと、カカシは私を抱き上げ、恐ろしいスピードで部屋を目指す。そのただならぬ空気にゲンマも慌てて付いてくる。



そして三人はクローゼットの前に立ち、最新の注意を払いながら私の部屋へ入って行った。




……あいつの気配はどこだ?きっと部屋の中を我が物顔で歩き回っているに違いない。



「……なまえ、何の気配も感じないけど?ゲンマは何か感じる?」


「……いや、何も」



二人は腑に落ちない顔をしながらリビングのドアを開けてみるが、やっぱり誰も居ない。



「荒らされた形跡も無いヨ?」



するとなまえが突然声を張り上げた。


「カーテンの所っ!」



カカシとゲンマは瞬時にカーテンの方を見やった。



「どこだっ!」

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