研究室
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カカシと一緒に研究室に入って行くと、消毒液だけじゃない異様な匂いが立ち込めていた。
一言で言えば、人体実験でもしてそうな雰囲気。
ま、それは言い過ぎか。
せいぜい培養液に浸されたシャーレや試験管が見えるだけ。
でもさ、明らかに実験施設だよね?
私の不安をよそに、綱手様の付き人のシズネさんが現れ、私達を奥の部屋へ案内してくれた。
その部屋はさっきの実験施設とは違い、確かに病院施設といった感じの部屋だった。
鏡と洗面台が付いていて、シャワーとトイレも備え付けられている豪華な個室といった所。
しかしそれに似つかわしくないのは、ベッドが置いてあるにも関わらずまるで歯科治療でもするのか?といった風貌の椅子。
……これは診察台?
それを見たカカシは見る見るうちに顔色を変える。
「これはどういう事ですか!」
シズネさんに向かって声を荒げるカカシ。それは私の不安を煽った。
「全く煩い奴だねぇ」
突然背後から綱手様の声が聞こえ、驚いてカカシと共に振り返る。
「カカシ、お前はここまでだ。もう帰っていいぞ」
「綱手様っ!説明して下さい!」
カカシが綱手様に食らいつくが、それでも綱手様はピシャリと言い放つ。
「説明ならなまえにするさ。だからお前は帰れ。これは火影命令だ」
カカシは眉間に皺を寄せたまま、静かに部屋を去って行った。
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