研究室

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迂闊だった。

てんとう虫事件でそこまで頭が回らなかった。


なまえの話で筋肉や骨格を調べるだけと聞いていたが、あの診察台があったという事はそれだけじゃないはず。



あれは、脳内にチャクラを流した電極を差し込み、全ての情報を抜き取る為の術台だ。



これは直接脳内に電極を差し込む為、確実に出来るのは綱手様位。



なまえの人格や記憶までも調べようとしているのか……。


そもそも研究室と言われた時点で気付くべきだった。



綱手様がなまえに予め言わなかったのは、俺を懸念してに違いない。


きっとなまえの事だ、クローゼットを封鎖すると引き合いに出されれば従ってしまうのだろう。



俺はなまえの居る部屋の前から動けないで居ると、部屋のドアが開き、綱手様が現れ口を開いた。



「カカシやっぱり居たか。……なまえは承諾してくれたよ」


「な……っ、待って下さい!なまえにそこまでする……」


「異世界から来たのにか?」


俺の言葉を遮った綱手様の言葉は正論だった。


なまえに危険因子が無いという確たる証拠が必要なんだと。

だけど……っ!


「カカシ、これはお前達の為でもあるんだ。もし何かあった時の後ろ盾にもなる」



「……保険ですか」



なまえになるべく負担をかけない様にする。そう言って綱手様はなまえの部屋へと消えて行った。


そんな安い気休めだけを残して。

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