研究室
(5/8)
カカシが出て行ってから、綱手様はこれからしようとしている事を説明した。
「なまえ、承諾してくれるか?」
はっきり言って嫌だ。
他人に頭の中を覗かれるなんて真っ平だ。
「……嫌だと言ったら?」
綱手様の答えは大体予想がついている。しかし、私は抵抗の意を少しでも示したかった。
「お前に危険因子が無いと確認出来ないのならクローゼットはすぐにでも封鎖させてもらうよ」
やっぱり。最初に会った時からここまで計画済みですか……。
「……ひとつ聞いてもいいですか?」
「何だ?言ってみろ」
「取り出した情報を知り得るのは綱手様だけですか?」
そんな大層なものなんて持ち合わせてはいないが、あんまり多くの人に知られるのは気分が悪い。
「安心しろ。それはあたしだけだ。だからどうだ?承諾してくれるか?」
もうするしか無いじゃん。嫌だから逃げようと思っても、私なんかが出来る訳が無い。
それでも、嫌だ。
未だ渋る私に綱手様はトドメをさす。
「もしお前が問題を起こしたら責められるのはカカシだ。そうなった時……」
「……私に安全という裏付けが欲しい訳ですね」
綱手様は策士だ。私とカカシの関係をよく解って駆け引きをしてくる。
駄目だ。この人にはどう転んでも勝てない。
「解りました」
私がそう言った後、綱手様は準備をしに部屋を出て行った。
.
108/201←|→
List|Top|Main>>
Index