それはドッキリじゃない
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その小さな箱には、しっとりと光るピンクダイヤのリング。
それは二枚の小さなリーフに包まれながら厳かに輝いていた。
「これ……は?」
私がそう聞くと、カカシは真っ直ぐと視線を合わせながら答えてくれた。
「なまえが頑張ってくれたから……そのお礼。ずっと一緒に居ていいって火影様に認めて貰えたのは、なまえのおかげだから……」
「そっか……。だから木の葉のレリーフなんだね……」
二枚の木の葉に包まれているのは、きっとお互いの愛だろうね。
「ありがとう……」
これってドッキリじゃなくてさ、サプライズって言うんだよ。
カカシの視線が擽ったいよ。
「カカシ、早くなまえにつけてやれよ」
ゲンマの千本も優しく揺れる。なんだかんだ言ってもゲンマは私達のお世話役をやってくれる。
そんなゲンマにも感謝しつつ、カカシは私の手をとり、リングを右手の薬指に通していく。
手を翳せば陽の光に反射してより輝きを増すリング。
「本当に……ありがとう」
私がそう言うと、カカシも、ゲンマも笑ってくれた。
その時、心からこの場所を手放したく無いと思ったよ。
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