両思い
(5/7)
『わたしも好きだよ、カカシ』
俺はなまえの中にいる、亡き彼に嫉妬していた。
あんなにも求め合っていたと言うのに、少しも気持ちを口にしない。俺に気持ちを聞きもしない。
初めはそれでよかった。
日に日に増す独占欲と、亡き彼に対する劣等感。
それは俺を刺激する。
俺は聞きたかった。
体を重ねて感じたなまえの気持ちを、なまえの口から聞きたかった。
俺、独占欲人一倍強いからネ。
俺もまだまだだって事だネ。
でもなまえに気持ちを聞けて、これでもっとなまえとイチャイチャできるでショ。
俺は口布越しになまえにそっとキスをすると、なまえは「何で?」と、口布に怪訝な顔をする。
またこんなのが愛おしい。
俺はなまえを強く抱き締めた。
「カカシ……」
そのなまえの声も愛おしくて、抱き締めた腕に力が籠もる。
「カカシ……っ、く、苦しいってばっ!」
「ごめん、ついネ」
そう言うと同時に俺はなまえを抱え上げた。不思議そうな顔をするなまえに俺は言う。
「気持ちを確かめる方法は一つじゃないヨ」
なまえ、解ってる?
大好きななまえが俺を好きって言ってくれたんだヨ?
俺、我慢出来なくなっちゃうでしょーヨ。
この俺を散々悩ませてくれたんだから、俺を沢山満たしてくれなきゃネ、なまえ。
覚悟しておいてネ?
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