Parallel World
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俺、結構心配してたのヨ。急な事とはいえ、なまえとゲンマを二人っきりにしちゃった訳でショ?
それなのに……。
「アッハッハ、お前男前だな。女にしとくのもったいねぇよ!」
「ゲンマ、まじ有り得なくない?」
なぁーんて会話してさ。俺、話に入れない……。
俺はいたたまれずビールに口をつける。
するとすかさずなまえが俺の隣に座り、
「カカシ?」
と気にかけてくれる。
「随分と仲良くなったじゃないの」
「あは、拗ねてんだ?」
『ヤいてんの?』とは聞かないなまえ。
深いと思わない?
ヤキモチは不要だと、さり気なく俺に安心感をくれるんだヨ?
「しかし、アレだな」
ゲンマが俺となまえを見て感心するかの様に言う。
「あのカカシがすっげえ綺麗なねぇちゃんに入れ込んでるって噂、本当だったんだな」
顔を見合わせる俺となまえ。
「どっから聞いてきたのヨ?」
「ばーか、今上忍達の間でもちきりだよ。七不思議になりつつあるぜ?」
「ぷっ、忍って暇なんだ?」
笑いを堪えるなまえ。
「ばーか。あのカカシだからだぞ?あのカカ……フガッ?!」
その先は嫌な予感がして、俺は慌ててゲンマの口を塞ぐ。
…………ブルッ、悪寒。
「カカシ、人の話は最後まで聞こうね?」
なまえ、目が笑って無い。
なんか俺、最近こんなのばっかだ。
そんな話をしている内に、なまえはいつの間にかソファーで眠っていた。
疲れた顔してたもんネ。
俺は持ってきた毛布をかけ、そっと口付けた。
ゴホン。
ゲンマの咳払い。
やれやれ……。
「それで本題は何ヨ?ゲンマ」
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