左ストレート

(3/6)
脱衣場に着いた途端、私の服を器用に脱がせていくカカシ。


どんだけ手慣れてんのさ……。



「よし。じゃ、体洗ってあげるネ」



しっかりギプスも濡れない様にビニールをかけてくれるのは有り難いんだよ?



でもさ、やっぱりすんごい恥ずかしいんですけど!



本当ならここでさ、ちょっと顔を赤らめたりしながら『恥ずかしいよ……』なーんて言えたら可愛いんだろうけど……。




無理無理無理無理!




私そんなキャラじゃないし。大体そんな事言ったらカカシの思う壺!


努めて冷静に。努めてポーカーフェイス!



そんな私の体を丁寧に洗ってくれるカカシ。
カカシのシャンプーの腕は格別で、思わずヨダレが垂れそうだった。



優しく、体の隅から隅まで綺麗にしてくれるカカシに、私は段々恥ずかしさよりも申し訳なさで一杯になる。


「カカシ、ありがと」



濡れた銀髪から滴り落ちる水滴を拭いながら、カカシは言った。


「なまえだからいいのっ」



カカシはそう言って私を抱き上げ浴槽に浸かり、私はそのままカカシの膝の間に収まった。


足を伸ばし、後ろから抱き締めるカカシの肩に頭を預ける。


カカシは私の顔をまじまじと見つめながら呟いた。




「なまえのスッピンって幼いネ」

.
45/201

ListTopMain

>>Index