左ストレート
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脱衣場に着いた途端、私の服を器用に脱がせていくカカシ。
どんだけ手慣れてんのさ……。
「よし。じゃ、体洗ってあげるネ」
しっかりギプスも濡れない様にビニールをかけてくれるのは有り難いんだよ?
でもさ、やっぱりすんごい恥ずかしいんですけど!
本当ならここでさ、ちょっと顔を赤らめたりしながら『恥ずかしいよ……』なーんて言えたら可愛いんだろうけど……。
無理無理無理無理!
私そんなキャラじゃないし。大体そんな事言ったらカカシの思う壺!
努めて冷静に。努めてポーカーフェイス!
そんな私の体を丁寧に洗ってくれるカカシ。
カカシのシャンプーの腕は格別で、思わずヨダレが垂れそうだった。
優しく、体の隅から隅まで綺麗にしてくれるカカシに、私は段々恥ずかしさよりも申し訳なさで一杯になる。
「カカシ、ありがと」
濡れた銀髪から滴り落ちる水滴を拭いながら、カカシは言った。
「なまえだからいいのっ」
カカシはそう言って私を抱き上げ浴槽に浸かり、私はそのままカカシの膝の間に収まった。
足を伸ばし、後ろから抱き締めるカカシの肩に頭を預ける。
カカシは私の顔をまじまじと見つめながら呟いた。
「なまえのスッピンって幼いネ」
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