左ストレート

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「ちょっ!それ洗ってないっ!!」

「火を通せば大丈夫だヨ!あれ?ガスは?」

「家はオール電化!」

「オール電化?それって煙出るの?」

「へっ!?うわぁぁ!秋刀魚っ!焦げてるっ!!」







食卓に並べられたのはポテトサラダと味噌汁と焦げた秋刀魚。

初めてカカシと一緒に作った夕食。



「なまえ、ごめん……ネ?」



カカシは不甲斐なさそうな顔をするけど、私は凄く嬉しかったんだ。
ずっと一人で暮らしていたから……。


料理の良し悪しなんていいんだよ、カカシ。



「絶対美味しいにきまってるよ」


私がそう言うとカカシは目を細め、私の口に秋刀魚を運んでくれる。



ほら、やっぱり美味しいじゃん。



「なまえ、大丈夫?食べれそう?」

「うん、美味しいよ?」

「よかった。じゃ俺も食べよーっと」



ん??



……待てこらぁぁぁ!!
怪我人の私を毒味役にしたなぁ!




「時にカカシ。怪我人に毒味させるとはどういう事かな?」

「だって俺、明日任務だもん。お腹壊したら里の一大事でしょーヨ」



──バキッ!!


私の左ストレートが見事に決まる。


「ふん、天誅!」



カカシとそんなじゃれ合い?をしながら夕食を食べていると、携帯が鳴った。



私は着信画面を見た途端、携帯を投げ捨てた。

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