消えた帰り道

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それから……。


カカシとゲンマが色々調べてくれたけど、クローゼットは繋がらないまま。それでも帰る術を失った二人は調べ続けていた。


私はどうする事も出来ず、二人にお茶でもとキッチンへ向かう。


ただ、二人を思えば見ているのが辛くて、その場から逃げたかったのかもしれない。



鬱蒼とした空気に包まれたまま、私は冷蔵庫を覗き込んだ。



「んっ?……んんっ!?」


いつもより暗い冷蔵庫奥。それに気付いた私は恐る恐る手を伸ばす。


冷蔵庫の奥に……触れないっ!



「カカシっ!ゲンマっ!あったっ!」



私は急いで二人を呼び、三人で冷蔵庫奥を覗き込んでみる。



「……どうやら今度は冷蔵庫同士がくっ付いたみたいだネ」



中身を全て取り出しカカシが顔を突っ込んでいる。



「じゃあとりあえずは無事って事か……」

「良かったね、帰り道があって」



二人が居なくなったら木の葉は大変だろう。それでなくても忍として重要な任務や役割を持っている二人なのだから。



私は胸を撫でながら細く長く息を吐き出した。

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