消えた帰り道
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その日からあの揺れは頻繁に起きるようになり、その度に木の葉への入り口はクローゼットや冷蔵庫、バスタブにまで様変わり、お陰で部屋が揺れる度に部屋中を大捜索だ。
本日は馴染み深いクローゼットが繋がっている。
やっぱりこれが一番落ち着く。本来、木の葉へ行き来出来る事が不思議なのに、慣れとは恐ろしい。
私は何の躊躇いもなくクローゼットを潜って行く。
「カカシー、部屋の模様替え手伝ってよ」
リビングに向けて声を掛ければカカシが笑顔で出迎えてくれた。
「なまえ、それより映画見に行こうヨ」
「劇場版イチャパラなら断固反対」
カカシはうなだれるも引き下がらずに交換条件を提示する。
「映画を見に行くなら模様替えを手伝ってもいいヨ?」
「卑怯者……」
「おっと人聞きの悪い。ギブアンドテイクじゃない」
ここは我慢。カカシなら十分足らずで家具の移動が終わるんだ。
「……うぅ。準備してきます」
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