消えた帰り道
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着替えとメイクを済ませ、適当にバッグをひっ掴みクローゼットを潜ると、満面の笑みで待ち構えるカカシが居た。
そんなに好きですか、イチャパラがっ!
スカした顔で私に寄り添いながら歩き、映画館に着くや否やイチャパラのパンフレットを買うカカシ。
それを笑顔で手渡されても……ね。
『劇場版イチャイチャパラダイス〜でっかい花火を打ち上げろ〜』
ネーミングセンス無ぇな、これ……。
私はこの二時間に及ぶ上映中、全てを睡眠にあてがった。
「なまえ、起きてヨ。何で寝ちゃうの?冒涜だヨ!」
「はいはい、ごめんね。でも一緒に来たんだから模様替えは手伝ってね」
十分な睡眠を取った私の足取り軽く、カカシのイチャパラ談義も軽く流し、足早にカカシの家を目指した。
「さっ、早く模様替えしなくっちゃ」
部屋に入って直ぐに、私はカカシを急かしながら背中を押して行き、カカシは溜め息をつきながらクローゼットに手をかけた。
「なまえ、そんなに押さないでもちゃんと手伝うヨ……」
そう言ってカカシがクローゼットに頭を突っ込んだ瞬間。───ゴンッ!とカカシが頭を打ちつける音が聞こえた。
「あれ?俺達が居ない間に移動しちゃったのかな?」
カカシは額をさすりながら眉をひそめた。
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