蟹は高級食材です

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目的地はそう遠くは無いが、時は夕暮れ。人通りは多い。行き交う人が次々とこちらを振り返るがそれも仕方の無い事。


整った顔立ちに均整のとれたスタイルに長身の二人。目立たない訳が無い。


「……さっきから視線が痛ぇ」

「なまえ、俺達って目立ってる?やっぱり顔がいいから?」

「私の選んだ服のセンスがいいからだよ!」



無駄口叩いてる暇があるならさっさと歩いてよ。視線が痛いのは私の方ですっ!


黙ってれば本当に格好いいんだよ。だけど喋り出すとそれが持続しない。完璧人間よりは断然いいけど、この二人はギャップありすぎだよね。


両脇に子供みたいな大人を抱え、そんな事を思いながら私は足早に蟹を目指した。





「いらっしゃいませ、三名様ですね?ご案内致します」



席に通され手渡されたおしぼりを受け取れば、私は全てを忘れ戦闘態勢に入った。



生ビール二つと烏龍茶をオーダーすると、飲み物と共に愛しのタラバがっ……!



「いただきまぁーすっ!」



蟹クリームコロッケや蟹グラタンも絶品ですが、ここは蟹しゃぶ食べ放題。


魅惑のタラバをそっと湯にくぐらせば……。




「地球に生まれて良かったぁぁ……!」

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