不変の日々

(3/8)
内心やっぱり、と安堵するも、それに相反した不安も押し寄せてくる。


「そんなんでいいの?」



……とは言ったものの、なまえが下忍のままでいてくれれば上ランク任務に就かなくていい。
そうなれば俺の不安は激減する。


「ま、お前がいいなら構わないけどね」


「あ、何か面倒臭いとか思ったでしょ?」


「はいはい、絡まなーいの」


そう言って久しぶりの会話を制止するとなまえはむくれる。

下唇を突き出し、頬を膨らませて俯くその仕草は、昔から少しも変わってない。


それを微笑ましく見ている俺に、『子供扱いしないでよ』という顔を向けるのも変わってない。


「……もういいよ。シャワー借りるからね」



口布の下で笑っていた俺に、怪訝な顔を向けて席を立つなまえ。


なまえを見るとつい怒らせてしまいたくなるのは、昔からのよしみって事で許してちょーだい。



……でもね、いくら変わってないとは言え、なまえはすっかり大人の女性へと成長していた訳で、自分の浴室から聞こえてくるシャワーの音が妙に艶めかしいんだよね。



大丈夫かな、俺……。

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